• 山々に囲まれ、寒暖の差が激しい長野県は
    その気候のおかげでおいしいくだものがふんだんに採れます。
    そんな信州のおいしさの「秘密」、教えます。

    • JAグリーン長野
      りんご部会 副部会長
      信更支部 支部長
    • 島田 信英さん
    • 剪定をはじめ、りんごの栽培は実るまでに、数多くの手間かかかります。自分たちの経験を若手に引き継ぐために、りんご部会でも講習会を開くなど、さまざまな取り組みをしています。

雪深い、冬からはじまる秋の実りへの第一歩

 正月明けの雪深い冬の時期から始まるのが、りんごの「剪定」。剪定は、りんご農家にとって重要な作業です。剪定の良し悪しで、秋の収穫量や品質が決まるといっても過言ではありません。木の成長する姿を想像しながら不要な枝をひとつひとつ切り落としていく、知識と経験に裏打ちされた技術なのです。
 日のあたり方、枝の性質、花芽の状態、りんごの品種、木の年数、そのすべてを考慮しながら丁寧に整える作業は、木にもよりますが、だいたい半日で1本、難しいものになると一日に1本できればいいほうです。
 それでも、秋に美味しいりんごが実ることを願いながら、みんな頑張っています。

りんごのミルフィーユ

  • ■材料(3個分)
    カスタードクリーム
     卵黄 …… 1個
     砂糖 …… 25g
     小麦粉 …… 8g
     牛乳 …… 90g
    生クリーム …… 50g
    洋酒(カルバドスやラム酒) …… 大さじ1
    リンゴ …… 1/2個
    バター …… 10g
    グラニュー糖 …… 大さじ1
    市販パイ生地
    ミント
  • ■作り方

    ①鍋にカスタードクリームの材料をその都度混ぜながら順に入れ、とろみが出るまで火にかける。

    ②生クリームを立て、①と洋酒と混ぜ合わせる。

    ③鍋にバターを入れリンゴを薄く切ったものを3枚、残りを小さめの角切りにしたものを入れさっと炒め、グラニュー糖を加えて絡める。

    ④市販のパイを焼き、4×4㎝にカットし、②と③の角切りしたものをサンドする。薄切りした③は丸めてクリームの上に飾り、ミントを添える。

  • レシピ/フードプロデューサー
    さとう ひさえ
  • Le ciel bleu
    長野市のオーダー専門パティスリーのオーナーパティシエール。少人数制のお菓子教室を定期的に開催しています。

(2017年4月号掲載)

JA全農長野

  • 全国農業協同組合連合会長野県本部
  • 〒380-8614 長野市大字南長野北石堂町1177番地3
  • 026-295-1325
  • http://www.nn.zennoh.or.jp/