病気や怪我の時に、私たちを助けてくれる「薬」。
でも間違った薬の飲み方や使い方は、体に害を及ぼします。
「薬」に対する正しい知識を身につけて、上手に薬を活用しましょう。

正しいくすりの保存方法

 体調を崩すのはいつも突然です。真夜中に熱が出た、火傷をした、などの時に役立つのが常備薬。いざという時に活用できるよう、正しく保管しましょう。

知っておきたい薬の保存方法

 薬は保存の仕方によって有効成分が変質し効果がなくなったり、場合によっては体に有害な影響を与えることもあるので、正しく保存することが大切です。薬は光を遮断できる容器に入れて、できれば15度以下の直射日光の当たらない場所に、乾燥剤を入れた容器に密閉して保管しましょう。夏の暑い日に、自動車の中など高温になる場所に薬を置き忘れないようにしましょう。

いざという時のための救急箱

 「備えあれば憂いなし」といいます。具合が悪くなるのはいつも突然。災害が起きることも考慮し、救急箱を準備しておきましょう。あくまでも急場をしのぐということで、最低限のものを要領よく保管するのがコツです。家族全員が使うため、薬と説明書をセットで保管するようにしましょう。また使用期限の確認も定期的にしておきましょう。
Health
Column

正しく服用されなかった飲み残しの薬代、なんと500億円!

 日本では、用法用量どおりに薬を飲んでいる人は全体の約2〜3割といわれ、無駄になっている薬代は年間約500億円にもなるそうです(日本薬剤師会調べ)。薬を正しく飲まないと、病気が早く治らなかったり治療が長引いたりすることも。体調が良いからと自己判断で薬を中止すると、症状の悪化を招きます。薬はお医者さんに指示されたとおりに飲みましょう。また持病などで長く薬を飲んでいると、処方された薬が余ったりすることもあります。そんな時は薬剤師さんに相談しましょう。お医者さんと連絡をとって、残っている分を合わせて薬の量を変更することができます。

(2017年7月号掲載)

長野市薬剤師会

薬剤師会検査センター 水道水など飲用水の法定検査、河川や土壌などの環境検査等、その他公衆衛生に関する試験検査を幅広く行っています。
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