病気や怪我の時に、私たちを助けてくれる「薬」。
でも間違った薬の飲み方や使い方は、体に害を及ぼします。
「薬」に対する正しい知識を身につけて、上手に薬を活用しましょう。

在宅医療支援薬局を
知っていますか

 日本は今、高齢化が日々進んでいます。65歳以上の人口は現在3千万人を超え、国民の約4人に1人が65歳以上となっているのが現状です。このような状況の中、薬剤師会では地域の医療・介護の専門家チームと組んで、在宅訪問に取り組んでいます。

薬剤師がご自宅へお伺いします

 在宅での療養や介護などで「薬」について困ったことや疑問などがあった場合、まずは「在宅医療支援薬局」に連絡しましょう。「こんなことで相談してもいいのか」などと躊躇される方も多いのですが、まったく問題ありません。「介護しているおじいちゃんが、薬を飲んでくれない。服薬の介助に時間がかかる」、「いろいろな病院でたくさんの種類の薬が出されているけれど、飲み合わせは大丈夫なのか」などといった疑問や要望について、薬剤師が自宅に伺い、具体的な状況や薬の種類をチェックすることで、お医者さんと相談しながら改善できる方法を検討します。例えば錠剤を粉の薬に変えて柔らかいものに混ぜることで、無理なく薬を服用できるようになることもあります。
 お薬を飲むことが苦しいというのは辛いものです。薬剤師に相談することで、できるだけ飲みやすく、効果が変わらない方法を探してみてください。

その症状
もしかして薬のせいかも

「最近よく眠れない」、「食べても味がわからない」などといった症状を、年齢や病気のせいだと思い込んで放置していませんか。もしかするとそれは、「薬」のせいかもしれません。薬には効果もありますが、副作用もあります。場合によっては副作用によって別の病気が引き起こされることもあるのです。少しでも気になる症状があった場合、薬剤師に聞いてみてください。状況に応じてお医者さんと相談し治療に反映していきます。

在宅医療支援薬局

     長野市薬剤師会
     http://www.nagano-shiyaku.or.jp/
     ホームページで在宅医療支援薬局一覧をご確認の上、ご希望の薬局にご連絡ください。

地域の拠り所「かかりつけ薬局」

   薬剤師は薬のプロとして、「薬」の視点から地域医療を支えています。薬と上手につき合いながら、健康な日々を過ごすためにも、「かかりつけ医」と「かかりつけ薬局」「かかりつけ薬剤師」を持つことをおすすめします。

(2018年3月号掲載)

長野市薬剤師会

薬剤師会検査センター 水道水など飲用水の法定検査、河川や土壌などの環境検査等、その他公衆衛生に関する試験検査を幅広く行っています。
井戸水などの水質検査やシックハウス、土壌汚染など検査することができます。
お問い合わせは TEL/026-227-3722

  • 一般社団法人 長野市薬剤師会
  • 〒380-0918 長野市アークス13番11号
  • 026-227-3222
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薬局マップや休日・夜間当番薬局の情報はホームページへアクセス http://www.nagano-shiyaku.or.jp/