• 長野県はエノキタケの生産量日本一を誇る一大生産地。
    中でも中野市を中心とした北信エリアは早くから工場化に取り組み
    最新の技術と情熱で、高品質のおいしいエノキタケを栽培しています。

    • 室温を3度、湿度を95%から90%へと徐々に下げながら光で抑制することで、「水きのこ」といわれる水分が多すぎて透き通っている軸が、白くしっかりとした軸に生長していきます。

 エノキタケは、徹底した管理のもと、専用の工場で完全無農薬で作られています。
 「エノキタケを育てるときに重要なのは、温度、湿度、そして光と風。芽出しから生育までの約23~25日間は、日々状況にあわせてこれらを微妙に調整していきます」と語るのは、祖父の代からエノキタケを作り続けている原さん。
 エノキタケは暗い部屋で芽を出しますが、そのままだとどんどん伸びてしまいます。傘の見栄えがよく、軸がしっかりとしたエノキタケを育てるためには、光を当てて生長を調整する「抑制」という工程が重要で、そのタイミングは原さんが「必ず自分の目で見て判断する」そう。経験に裏打ちされた絶妙なさじ加減が、シャキシャキとした歯ごたえのあるおいしいエノキタケを育てます。

(2018年10月号掲載)

JA全農長野
長野県の美味しい作物は「三ツ山マーク」をつけて出荷しています。
JA全農長野は、信頼される産地を目指し、安全安心な農産物の供給に努めています。

光による抑制の 動画はこちら⬆︎


  • 原きのこ園
    社長 原 栄二さん

    長野県はエノキタケの生産量が日本一!なのに地元でもあまり知られていないのが残念です。もっともっと、エノキタケの良さを広く知ってもらうとともに、日本一であることに誇りを持って日々研鑽を重ねていきたいと思います。