• ぶなしめじ人工栽培発祥の地は、長野県(飯田市・旧上郷村)。
    確かな技術と歴史に裏付けられた長野県のぶなしめじは、
    生産量、全国1位を誇っています。

    • 室温15〜16℃、湿度98%の生育室で、外気やクーラーの風に直接当たらないようビニールを掛けて大切に管理されたぶなしめじは、10日ほどで芽が出揃います。「芽出し」で勢いのある芽が数多く出ると、粒の揃ったボリュームのあるぶなしめじになります。

 栽培に115日から120日かかるぶなしめじ。2代目としてぶなしめじの生産に取り組んでいる柳原さんが、良いぶなしめじ作りに重要と考えているのが「おが粉の加水堆積」という工程です。
 「ぶなしめじを育てる培地のベースは、『おが粉』です。杉を中心としたおが粉を少なくとも半年以上、散水しながら堆積してヤニ(=菌の生長を阻害する物質)を落とし、熟成させていきます。良いおが粉は、良いぶなしめじを育てる基本なんです」と語る柳原さん。
 おが粉がしっかり熟成されていると、芽出しで勢いのある芽がたくさん出て、傘がしっかりとした旨みたっぷりのぶなしめじになるそう。
 おが粉の香りを確かめながら培地づくりを行う柳原さんの確かな技術力が、美味しいぶなしめじを育てます。

(2019年6月号掲載)

JA全農長野
長野県の美味しい作物は「三ツ山マーク」をつけて出荷しています。
JA全農長野は、信頼される産地を目指し、安全安心な農産物の供給に努めています。

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  • JAながの管内
    ぶなしめじ生産者 柳原 広茂さん

    父親が始めたぶなしめじの栽培を継いで、日々、品質の良い美味しいぶなしめじの生産に取り組んでいます。朝は3時起きで作業に入るため大変ですが、消費者の方に喜んでいただけるぶなしめじを作るため、頑張っています。ぶなしめじは食物繊維が豊富で低カロリーの食材です。食生活にどんどん取り入れてください。