人と地域に優しい穀物
ソルガムを通して
長野から世界へ
新しい美味しさを提案。

代表取締役 井上 格
Itaru Inoue
栃木県で生まれ育った私が長野と関わるようになったのは、大学時代に知り合った妻がきっかけです。妻の実家が長野市で「あけぼの印刷」という印刷会社を営んでおり、大学時代からいつかは起業したいと思っていた自分にとって、義父は良き相談相手でもありました。東京の商社に就職してからも、折々に長野を訪れ、自然豊かなこの地でなにか事業を起こせないだろうかと考え続けていました。
ソルガムは、世界五大穀物のひとつとされ、日本では「タカキビ」とも呼ばれています。グルテンフリーのアレルギー対応食材であり、GABAやポリフェノール、食物繊維なども豊富に含まれているため、健康や美容に配慮されている方にもおすすめです。栽培方法も米や野菜ほど手がかからず、山間地域でも栽培することができます。現在は、50団体以上の生産者さんの協力を得て、年間10~15tの信州産ソルガムが栽培されています。農薬を使用せずに栽培される、安心・安全な「信州産ソルガム」を提供できることを、会社として、またアレルギーを持つ子どもの親として、嬉しく思っています。(2023年3月号掲載)