生涯現役!!
自然豊かな小川村から真心を込めて
故郷の味、おやきを
全国へ届けます。

統括製造部長
萱津 寿津子(79歳)
Suzuko Kayatsu
生まれも育ちも小川村。終戦の年に生まれ、日本の高度成長とともに育ち、昭和・平成・令和の時代を過ごしてきました。小さい頃は、小学校から帰るとご褒美の飴を楽しみに、毎日山を登って両親のいる畑へ手伝いに行っていましたね。当時の子どもは皆、家の仕事を手伝うのが当たり前でした。学校が休みの時に、畑で食べる飯盒で炊いたごはんが美味しくて。物のない時代ですが、楽しく、元気に野山を駆け回っていました。
「小川の庄」では現在、1日に約1万2千個のおやきを製造しており、私はそのおやきに詰めるさまざまな種類の「具」を作る部署を統括しています。一番人気の「野沢菜」の取扱量は、年間約100t。小川村で栽培された野沢菜を自社で漬け込んだものを中心に、長野県内の野沢菜漬けも合わせ、独自のレシピで野沢菜おやきの味を守り続けています。(2024年3月号掲載)