スパイスカレーと
クラフトジンの組み合わせを
多くの方に
楽しんでいただきたい。

笠井 彩夏
Ayaka Kasai
笠井 茂真
Shigemasa Kasai
諏訪出身の私と中条出身の主人との出会いは、当時、私が働いていた長野市内の沖縄料理店でした。お互いにお酒が好きで意気投合。主人はウイスキーの世界にどっぷりハマっていて、私が長野駅前に「AYA CURRY」をオープンした年に「オステリア・ガット」というお店の店長になり、お互い自分の好きなものを突き詰めていきました。
スパイスは自由度が高く、可能性は無限大です。取り入れるのが難しいと思っている方も多いかもしれませんが、ほんのちょっと加えるだけで風味や味の変化を楽しむことができます。私自身、和食に合わせると美味しいと感じていて、お店で提供しているカレーにも和の食材をよく取り入れています。最初の1本はクミンシードがおすすめ。サバを塩焼きする際にクミンとターメリックをまぶすだけで、生臭さを抑えて香り高く美味しく焼き上げることができます。他にもいろいろ挑戦していくと、きっとスパイスの可能性や自由な組み合わせが楽しくなるはず。ぜひスパイスの世界に足を踏み入れてほしいですね。(2025年1月号掲載)