• つながることで見えてくるものがある。
    さまざまな年代の人間が
    交わることで発生するエネルギーを
    この「場」から生み出したいんです。

      • 株式会社 CREEKS

        代表取締役古後 理栄

        Rie Kogo

      • 株式会社 CREEKS
      • 長野市西後町町並1583 リプロ表参道2F
      • info@creeks-coworking.com
      • http://www.creeks-coworking.com

自分で一歩を踏み出せたから長野のまちが好きになった。

 古後って長野では聞きなれない苗字だと思いますが、福岡県久留米市の生まれです。縁あって長野に来たのですが、当時はまったく知らない土地で誰ともつながりがなく、「友だちがほしい」と切実に思ったことが、今の私の出発点。思い切って一歩を踏み出すことで、自分が思ってもみなかった仕事や人とつながることができました。
 そうしてさまざまなことに関わっていく中で、もっともっとオープンに、たくさんの人が交流できる「場」を作ることができないだろうか、と思うようになりました。そんな時たまたまこのビルの2階が空くことを知って、「だったら自分でやってみよう」と思ったのが「CREEKS」を立ち上げたきっかけです。
 「CREEKS」はコワーキングスペースとして、フリーランスの方や個人事業主さんにご利用いただくことが多いのですが、主催としても、「起業創業支援」「移住中山間地支援」「子育て教育支援」の3つを柱として、さまざまなイベントやプログラムを発信し、多種多様な人が集まって交流できるような仕掛け作りをしています。

実社会をリアルに経験できる「場」にしていきたい。

 今年3月に「CREEKS」があるビルの1階にオープンしたのが「tsunagno(ツナグノ)」。こちらは25歳までの若者が自由に使えるシェアスペースです。
 今の高校生や大学生は、学校と家庭のふたつの場だけを行き来している人が多い。社会との接点が少ないので、大人といえば親か学校の先生しかいないんですね。そんな中で、もっと実社会をリアルに経験できる「場」が必要なんじゃないか。私自身が一人の大人として、若い人たちにもっと長野のまちを、人を、社会を知ってもらうきっかけを作れるんじゃないか、と思ったんです。
 今、長野の高校生の約80%は県外に進学してしまいます。そして戻ってこない子も多い。だからこそ、若いうちに長野のまちやそこで暮らす人をもっとリアルに知ることで、長野の未来を一緒に考えることができるんじゃないかと思っています。
 例えばインターンシップの前段階として、いろいろな企業の経営者の方と、高校生、大学生が「tsunagno(ツナグノ)」でラフに語り合ったりするのもいいなと思っています。「大人」と「若者」が対等に話すことで、働くということの意味を考える「種」をまきたい。高校生や大学生は自分の進路で悩むことも多いと思いますが、そんな子たちの悩みを聞いてあげるというよりも、「かっこいい大人」とふれあうことで、子どもたち自身が自分で気づく場にしたいと思っているんです。
 これから「tsunagno(ツナグノ)」では、週に1回以上はイベントを企画していく予定です。また、学校のサークルや起業した若い人たちの拠点としても活用してもらおうと思っています。もちろん企業のイベントや料理教室などにもご利用いただけます。
 大人の方は、カフェ感覚でお茶を飲みに来てほしいですね。そこに若い人たちがいたら積極的に話しかけて、みんなで人と人がつながるカフェに育てていってほしいなと思っています。

「tsunagno(ツナグノ)」は若者と地域をつなぐコミュニティカフェです。25歳以下は基本無料。企業・団体で利用の場合は、別途会場費が必要となります。詳しくはお問い合わせください。


(2017年6月号掲載)