
まずは30代のご夫婦の場合です。共稼ぎで、小さなお子さんが2人いらっしゃいました。ご相談いただいた時点ではアパートに住んでいましたが、お子さんのことも考えて、マイホームについても検討されているということでした。ご夫婦どちらも独身の時にすすめられた保険に加入していましたが、保障内容を確認してみると、ご主人の死亡保障が非常に低かったのです。これではご主人に万が一のことがあった時、残された奥さんとお子さんは非常に厳しい生活状況になります。
また家を建てる場合、住宅ローンを組む際には、もしもの時のために「団体信用生命保険」への加入が求められます。これは住宅ローン専用の生命保険で、保険金の受け取り先は金融機関となります。例えばご主人の名義でローンを借りた場合、返済中にご主人がお亡くなりになったり、高度障害になった場合に住宅ローンの残金分が保険金として金融機関に支払われ、住宅ローンを清算することができます。死亡保障の額を決定する際に、これも非常に重要なポイントとなります。
このご夫婦の場合、これまで入っていた保険が貯蓄性のあるものではなかったので、家を建てるタイミングに合わせて新しい保険に切り替えました。お子さんたちが成人するまでの生活費や教育費などの金額を試算した上でご主人の死亡保障額を設定し、奥さんには女性特約を付けるなど、医療保障を手厚くしました。その結果、ご家族のライフスタイルに合った保障になり、保険料的にもご満足いただける内容となりました。
ご契約までに4回ほどご自宅におじゃましたのですが、奥さんに「自宅に来ていただいたので子どもたちを遊ばせながら、ゆっくり相談にのってもらえてよかった」と言っていただきました。お子さんが大きくなれば死亡保障も見直すことができることをお伝えしたところ、「状況が変わった時に、また相談します」とのこと。次にお伺いする時に、大きくなったお子さんたちに会えることを、今から楽しみにしています。