私たちは、生きている限り、日々誰かと会い、何かを成しています。
その時々で、自分でも思いも寄らないことに巻き込まれたり、
大きな壁が立ちふさがることもあるでしょう。
そんな時に、法律という視点を知っておくことで自分を守ることができます。
夜明けの翼法律事務所の板谷健太郎先生にお話を伺いました。
その無備を攻め、 その不意に出ず
この意味は、「敵の手薄なところや無防備なところにつけ込み、その不意をつく」ということです。長野県警察本部の広報によると、昨年に親族をかたる「オレオレ詐欺」の被害に遭った方にアンケートをとったところ、回答者の全員が「具体的な手口を知っていたのにだまされた」と回答しているとのことです。佚にしてこれを労し、 親にしてこれを離す
これは、「元気な人を疲れさせ、親しい人を仲違いさせる」という意味です。たとえば、息子を名乗る人から「痴漢で捕まってしまった。すぐに保釈金を積めば釈放されるから送金してくれと言われた」という電話があり、数分後に弁護士を名乗る人からも電話があって保釈金の振込先を教えられた、というケースはいかがでしょうか。利して、これを誘い、 乱して、これを取る
これは、「相手をエサで誘導し、混乱に乗じて奪い取る」という意味です。もうかる話やお金が手に入るという話に目がくらむと、冷静な判断ができなくなることを利用します。これは、融資保証詐欺や「もうかります詐欺」などで見られる方法です。(2018年7月号掲載)
●代表者
弁護士 板谷 健太郎(いたや けんたろう)
長野県弁護士会所属 弁護士登録番号32683
弁護士登録平成17年10月4日 司法修習第58期
●業務内容 法律相談 法律事務一般 裁判代理
●安心して相談予約をしていただくため、当事務所では通話料無料の「フリーアクセスひかりワイド」を利用しております。
0800-8000-283