飯綱のりんごの美味しさに
魅せられて
長野の地に移住し
りんご農家になりました。

佐藤 省吾
Shogo Sato
東京生まれの東京育ちで、いわゆる会社員だったんですが、今から10年ほど前に「農業をやろう」と思い立って仕事を辞めました。それからしばらくは各地を巡ったり、農家に見学に行ったりしていたんですが、飯綱町を訪れたときに食べさせてもらったりんごがとにかく美味しくて。農業をやるならここしかないと、すぐに飯綱町に移住することにしたんです。その後、「アップルファームさみず」というところで2年間研修し、2011年に独立しました。
今、うちの畑で作っているりんごは15種類ほど。りんごの王様「ふじ」はもちろん、信濃生まれの「シナノスイート」や「シナノドルチェ」、近年また人気が高まってきた「紅玉」などを中心に栽培しています。さらに今年初めて市場に出された長野県オリジナル品種りんご「シナノリップ」も植えました。数年後には収穫できると思うので、今から楽しみです。(2018年12月号掲載)