• シャインマスカットは種がなく、皮ごと食べられるぶどうとして大人気です。
    長野県では食味にこだわったぶどうの生産に地域全体で取り組み、
    海外からも高い評価を得ています。

    • 5cmほどの房に密集した粒を先の細い専用のハサミで切り落とします。摘粒することで、実が大きくなってもお互いに押し合うことなく、丸くてきれいな実に育ちます。余計な実が付いている時期が長いほど栄養が分散してしまうので、摘粒はできるだけ実の小さいうちに行います。

 弾けるような爽やかな食感が美味しいシャインマスカット。その実がまだ小さいうちに行うのが「摘粒」という工程です。
 摘粒とは、収穫時のぶどうの姿を想像しながら、内側を向いている実や潜っている実を専用のハサミで落としていく作業のこと。長野県では収穫時の重さが一房あたり500~600g、30~35粒になるよう制限し、一房にならせる粒の数を少なくして、一つひとつに栄養を充分に行き渡らせます。さらに1本の樹にならせる房数も制限することで、どの粒も均一に甘く、香り高い美味しいぶどうに仕上げます。
 「この時期のぶどう農家は、朝は4時頃から夜は7時過ぎまでとにかく忙しいですね」と笑うのは、中野市でぶどう農家を営む徳武さん。地域全体で美味しいぶどうの品質を守り続けています。

(2019年10月号掲載)

JA全農長野
長野県の美味しい作物は「三ツ山マーク」をつけて出荷しています。
JA全農長野は、信頼される産地を目指し、安全安心な農産物の供給に努めています。

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  • JA中野市管内
    ぶどう生産者 徳武 英明さん

    シャインマスカットは香りが良く、サクリとした歯ざわりと上品な甘さが自慢のぶどうです。
    ぶどうの栽培は工程が多く手間がかかりますが、美味しいと言ってくださる皆さんの期待を裏切らないぶどうを、これからも作り続けたいと思っています。