
「平均寿命」に対し、「健康寿命」という考え方があるのをご存じですか。
健康寿命は「健康上の問題で日常生活が制限されることなく
生活できる期間」と定義されています。
2000年にWHOが健康寿命を提唱して以降、
いかに健康に生活できる期間を延ばすかが大きな課題となっています。
「健康寿命」を延ばすためには、肥満や生活習慣病などの予防が重要です。すでに生活習慣病、もしくは予備群となっている方は、それぞれの状況に合わせた「食生活の改善や運動」で、健康な自分を取り戻しましょう。
長野県の平均寿命は全国でもトップクラスを維持していますが、健康寿命と比べて大きな差があります。男性で約10年、女性で約14年、「健康でない期間」があるということです。この差を短くして、健康寿命を延ばすことが今後の課題なのです。

健康寿命を延ばすために「食」は非常に重要です。偏った食生活を続けていると、肥満や生活習慣病などのリスクが高まります。バランスの良い食事を1日3食とること。その食事の積み重ねが健康な体を作ります。
(2020年5月号掲載)

全国健康保険協会は、
加入者の皆さまの健康を守るためにさまざまな事業に取り組んでいます。
日本人の平均寿命が延びたことで健康寿命が注目されるようになり、
健康に対する意識が高まっています。
皆さまがより健康で充実した毎日を過ごせるよう、
肥満や生活習慣病を予防するための課題解決レシピを、
次号よりご紹介していきます。
ぜひ、日々の暮らしにバランスの良い
食事をとり入れていってください。