• 人が集い、語らい
    笑顔が広がることで
    もたらされる幸せな瞬間を
    自らの手で創り出していく。




      • 株式会社R-DEPOT

        インターン 小宮山 文登

        Ayato Komiyama

      • info@r-depot.com

おもしろそう、やってみたい
初めの一歩はいつもそこから。

 昔からおもしろそうなことや、やってみたいと思ったことを、みんなと一緒にわいわいやるのが大好き。高校時代は生徒会でいろいろなことを企画しては楽しんでいました。長野との縁は、高校の先生に「小宮山くんに合いそうな大学があるぞ」と言われたことがきっかけです。長野県立大学のグローバルマネジメント学科のことを知り、おもしろそうだと進学を決めました。
 入学してみたら先輩の中には既に起業した人もいて刺激を受けましたね。コロナ禍で思うように動けない中でも活動している先輩方を見て、「起業した先輩や、これから何かを始めたいと思っている学生、地域の人が集まれる場があったら楽しいんじゃないか」と思うようになり、県大生によるマルシェを企画して、大学の「理事長裁量経費事業」制度に申請。仲間を集って「KENDAI MARCHE」を起ち上げました。不定期ではありましたがマルシェを開催することで、自分たちの力で「場」を作ることができるという自信と、成し遂げる喜びを知ることができました。

R-Café プロジェクトから
得た経験を活かして。

 大学の支援を受けて展開してきた「KENDAI MARCHE」はこの3月で終了しましたが、これまでに得た経験をもとに、この春から自分たちの力だけで「Stowly Marche」というマルシェを運営しています。出店者さんから出店料もきちんといただき、経費面などもしっかり管理しながら、出店してよかったと言われるマルシェを実現していきたいと思います。今年度の目標は6回開催。5月に1回目を開催したので、今後も地域の皆さんをはじめ、さまざまな方とタッグを組みながら開催していきたいと考えています。
 R︲DEPOTとの関わりも、はじめは「KENDAI MARCHE」がきっかけでした。代表の倉石さんの話を聞いておもしろそうだなと思っていたら、いつの間にかインターンとして活動することに。今年の2月頃からは、R︲DEPOT直営のカフェを運営する飲食班の主軸として動くことになりました。
 そこからは、メニュー開発から備品の発注、スタッフマニュアルまで、とにかくやること、考えることが多くて必死でしたね。R︲DEPOTの直営カフェであるからには、R︲DEPOTのコンセプトである「まちづかいの拠点」を実現するものでなければなりませんが、その表現方法や運営についてはある程度まかせてもらえたので、オーナーシップを持って取り組みました。もちろん学生ですから、報告や連絡、相談はきっちりしましたよ。それでもゼロベースからひとつのプロジェクトを始動できたことは、今後の自分にとって非常に大きな経験になったと感じています。今回の経験を活かして、今後はさらに大学でも学びを深め、地域の活性化や企業の課題解決に対し、自分ができることは何かを考えていくつもりです。
 今の自分の「思い」がたっぷりつまったR︲Caféが、地域の皆さんに愛されるカフェになれるかどうか、これからが本番だと思っています。至らない点や改善したほうがよいことなど、常にブラッシュアップしながら、R︲DEPOTの活動の入口として親しまれるカフェを目指していきます。ぜひ一度、遊びに来てもらえたら嬉しいです。

(2022年7月号掲載)