生産からお届けまで
日本郵便だからこそできる
新しい商品を
全国へ発信していきたい。

係長 鈴木 雄輔
Yuusuke Suzuki
生まれも育ちも宮城県。長野市とは縁もゆかりもない自分が今、ここで毎日トマトを作ることになるとは、日本郵便に就職した時点では思いもしませんでした。
長野市栗田の日本郵便の裏手に、2棟のハウスが建ったのは、プロジェクト開始から半年後の10月のことでした。オープニングセレモニーに近くの小学校の児童さんたちを招待し、一緒に苗を植えたのも良い思い出です。長野市の郵便番号「380」にちなんで「さやまるプロジェクト」と名付けられたトマト栽培は、まず実証実験から始まりました。約20品種ほどのトマトを植え、自分たちだからこそ作れる「美味しいトマト」を追求。自分も農業は初めてだったので、まさに試行錯誤の日々でした。トマトは特に水の管理が難しく、気温や湿度、日照時間などが大きく影響します。データを基に安定した品質のトマトを栽培するノウハウを蓄積し、毎日手を掛け愛情を注ぎ、「これだ!」というトマトに到達できたのは、プロジェクト開始から約2年後の、2020年2月のことでした。(2022年9月号掲載)