• 代表取締役社長 清水 基弘さん

長野の老舗菓子店として、
地域の皆さまに愛されるお菓子を
作り続けてまいります。

ながの情報12号(1973年11月30日発行)に掲載。権堂のアーケード通りに出店後、権堂商店街の8店舗が共同で広告を打ち出しました。当時の権堂は人通りも多く、賑やかな商店街。その地に出店したことで、二葉堂の認知度もアップしました。

  文化元(1804)年、創業。当時の須坂藩主であった堀直晧公より御用菓子司を仰せつかり、「二葉屋」という屋号を拝領して以来今日まで、地域の皆さまにご愛顧をいただき、長野の地で歴史を積み重ねてきました。
 昭和4(1929)年、長野電鉄信濃吉田駅前に本社と工場を構えたのが、四代目文治の頃のこと。現在の二葉堂のカステラの味を決めたのは文治であり、今も「文治のかすていら」として多くの皆さまに愛されています。
 権堂店は、昭和31(1956)年にオープン。当時の権堂といえば、長野市内でもっとも栄えていた繁華街です。一般のお客様以外にも料亭等から引き合いが多く、当時はお店の2階で従業員が寝泊まりしていました。「二葉堂のクリスマスケーキ」が人気になったのも、この頃から。認知度の向上に合わせ、丸善百貨店(現ながの東急)や本郷駅、長野駅東口など、次々と出店を推し進めていきました。
 その後、移り変わる時代の流れやお客様のニーズに応えて郊外店が主軸となりましたが、二葉堂のお菓子に対する「思い」、使命はいつの時代も変わりません。人生の節目に寄り添い、幸せの真ん中にあるお菓子、日本の文化を伝えるお菓子を、これからも作り続けてまいります。

現在の二葉堂総本店。季節に合わせた和洋菓子の他、長野の皆さまが自信を持ってお土産にできるお菓子をご用意しています。中でも長野の特産品であるりんごを使用した、「りんご小径」や「りんごパイふじ」、「おりんごまんじゅう」が人気です。

  • 二 葉 堂
  • 〒 382-0041 須坂市大字米持591
    TEL026-246-00110

(2023年10月号掲載)