• IBM長野DXセンターから
    長野地域のDX推進や
    地域活性化を目指し
    事業を展開していきます。

      • 日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社

        長野DXセンター長
        野村 一大

        Kazuhiro Nomura

      • 日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社
      • 長野市岡田町215-1 フージャース長野駅前ビル 4階
      • https://www.ibm.com/jp-ja/about/subsidiaries/ijds

新しい文化やコミュニティに
刺激を受けて成長。

  愛知県で生まれ、父の仕事の関係で、愛知・東京・北海道と、それぞれ全く違う文化、風土を持つ土地で育ちました。引っ越す毎に出会う、新しい文化や人との関わりが刺激的で、「何が違うんだろう」「なぜ違うんだろう」と、あれこれ考えを巡らせては、その違いを楽しんでいましたね。今思えば、「他」を知っているからこその客観的視点で、子どもながらに観察していたんでしょう。自分を取り巻く関係性を面白がりながら、新しいコミュニティに適合する能力というか、忍耐力みたいなものが自然と身に付いたような気がします。
 そんなふうに育ったせいなのか、地域や文化に興味、共感が強く、いつしか地域に貢献できる仕事がしたいと思うようになりました。時代的にITへの期待が高まっていたこともあり、「これから社会を支えるのはITだ」とIT業界へ。プログラマーからシステムエンジニアへとキャリアを重ね、主に金融システムに携わりました。金融は、私たちが日常生活を過ごす上で非常に重要なインフラです。その一翼を担うことは、非常にやりがいがありました。IBMへ転職したのも、もっと深く、俯瞰的な視点で金融システムの構築に携わりたいと思ったからです。その後、さまざまなプロジェクトに関わる中で、IBMが展開しているDXセンターの立ち上げをやってみないかと声を掛けられ、新たな挑戦が始まりました。

IBM長野DXセンターから
さまざまな提案を地域へ。

 IBM地域DXセンターは、地域のDX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進や、DX人材の育成、地域経済の活性化等を目指して、日本全国の自治体と協定を締結、展開しています。北海道を皮切りに、沖縄や東北、九州などにDXセンターが立ち上げられ、今回、7番目の拠点として、長野DXセンターが始動しました。今年4月に長野県、長野市と協定を締結し、9月にセンターを開設したばかりで、これから本格的に事業を展開していくところです。
 まずは長野県が推進する「信州ITバレー構想」における人材の集積、DX人材の底上げを図るため、雇用を促進していきたいと思っています。私自身、長野に移住して思うのは、東京での通勤がいかに大変だったかということ。今はノンストレスで出勤や移動ができ、週末は車を走らせれば30分ほどで大自然を満喫することができます。また東京まで1時間半ほどで行けるので、長距離移動という感覚がないのも長野という地のメリットですね。コロナ禍でリモート化が進んだこともありますが、もともとITは環境さえ整っていれば、地方との親和性が非常に高い仕事です。地方にいながら、最先端の仕事、技術に関わることができる「場」を用意することで、地方での新しい働き方を提案し、優秀なDX人材の育成に力を注いでいきたいと思います。長野の地で、組織を俯瞰的な視点で見ることができる人材を育成すること、ビジネスの一部分だけではなく、広がりのある仕事の中から自分のやりがい、楽しさを感じられるような人材を育成していくことが、ひいては地域を活性化していくことにつながると信じています。
 さらに地元の企業や行政、学生や地域住民の方たちと共創し、新たなプロジェクトや事業を立ち上げたいと考えています。私も自ら積極的に外へ出て、企業や地域の方々との関わりを強めていきたいと思います。人との結びつきがあってこそ、地域を活性化させるアイデアが生まれます。私たちの取り組みが、少しでも長野という地で、地域貢献につながれば嬉しく思います。

(2023年11月号掲載)