• 代表取締役社長 佐々木 浩さん

100年続く紙の卸として、
時代のニーズに合った商品を
提供し続けていきます。

ながの情報11号(1973年10月30日発行)に掲載。社名を富屋紙店から富屋に変えると同時に、紙の卸のみならず、内装業に事業を拡張し、写真付きの広告で訴求しています。社内で職人さんを雇い、多くの企業や家屋の内装を手掛けました。

 大正11(1922)年、西之門で和紙店を営んでいた本家の富屋から暖簾分けし、曾祖父である佐々木善四郎が西長野に富屋分店を構えたのが、富屋の始まりです。西町、西鶴賀と拠点を変えながら事業を拡大し、昭和35(1960)年、株式会社富屋紙店に。昭和45(1970)年、吉田へ移転し、商号を株式会社富屋に変更しました。平成6(1994)年、大豆島に流通センター「TOPMAC」を開設し、その後、本社も大豆島へ統合。拠点を変えるごとに成長を遂げ、時代のニーズに合った商品を提案し続けています。
 富屋では、地域の皆様に紙の可能性を広く知っていただく場として、平成10(1998)年以降、定期的に「富屋ペーパーフェア」を開催し、多くのお客様にご好評をいただいています。時代の変化とともに、求められる紙の在り方も変わります。常に必要とされる商品を供給できるよう、長野の老舗紙店として、これからも情報を発信していきます。
 紙は環境に優しい再生可能資源として、改めて注目されています。植えて、育てて、使うことにより、持続可能なカーボンニュートラルを実現。安心して使える素材として、さまざまな代替品をはじめ、木由来の新たな商品、新たな使い方を、これからも提案してまいります。

ベーシックな和洋紙はもちろん、ニーズに応じたさまざまな特殊紙や、紙のストロー、ティッシュペーパー等の家庭紙など、多種多様な商品を取り扱っています。また、自社で製造する紙の緩衝材は、環境に配慮した商品として注目されています。

  • 株式会社富屋
  • 〒 381-0022
    長野市大豆島3893-9
    TEL 026-268-2131

(2023年12月号掲載)