バスケットボールをやってみたい!
その純粋な「思い」に
応えられるクラブでありたい。
地域 クラブ 紹介
NSCT-U15 BBC子どもたちに
バスケットボールの楽しさを。
「NSCT-U15 BBC」は、部活動の地域移行を前提に、NPO法人長野スポーツコミュニティクラブ東北に属するU15女子バスケットボールクラブとして立ち上げられました。
東北中学校、北部中学校の生徒が中心ですが、他の中学校の生徒たちも多く在籍し、学年や学校の枠を越えてともに練習することで、より多くの経験を重ねています。また、複数のコーチ、スタッフから指導を受けられるため、より広い視野で生徒自らが必要な知識や技術を習得。リーグ戦などの実戦の場にも、積極的に参加しています。
地域クラブというと、「経験者じゃないと入れないのではないか」「入ってもついていけないのではないか」などの不安を感じる方もいるかと思いますが、私たちのクラブには中学校からバスケットボールを始めた生徒も多くいます。子どもたちの、「バスケットボールをやりたい」という純粋な「思い」に応えられるクラブで在りたい。敷居を低くすることで、より広く子どもたちを受け入れられるクラブで在りたいと思います。
10年後も存続するクラブを
目指して課題に取り組む。
現在は、小学生から中学3年生までの約50名を、12名のスタッフで指導しています。練習用のTシャツやユニフォームなども企業スポンサーにご協力をいただきながら、できるだけ家庭の負担にならないよう努めています。とはいえ、夜の練習には送迎が必要であり、遠征費等、必要な経費をお願いすることもあります。地域移行化を推進する行政とも連携を図り、山積する課題に取り組んでいきたいと思います。バスケットボールの楽しさを知った生徒たちが、いつか指導者としてクラブに戻ってきてもらえるような好循環を生み出せれば最高ですね。
ボールにさわったこともなかった生徒が驚くほど成長を遂げる姿や、子どもたちの持つ可能性、輝く笑顔に力をもらいながら、10年後、20年後も存続するクラブを目指していきます。
(2024年3月号掲載)