 
 旬彩菓たむらを代表する菓子である蕎麦朧は、長野県産の上質な小麦粉、戸隠産の最上級蕎麦粉、和三盆、カルピスバター等を用い、一つひとつ手作業で丁寧に仕上げた、たむらオリジナルの和菓子です。
旬彩菓たむらを代表する菓子である蕎麦朧は、長野県産の上質な小麦粉、戸隠産の最上級蕎麦粉、和三盆、カルピスバター等を用い、一つひとつ手作業で丁寧に仕上げた、たむらオリジナルの和菓子です。 長野市生まれの長野市育ち。当時は町なかも自然豊かで、学校帰りに友だちと寄り道をしては路地や公園で遊んだりと、のんびり朗らかに育ちました。進学で都会にも出ましたが、離れてみて改めて長野の良さを実感し、親に言われるまでもなく自ら長野に帰ってきました。
 長野市生まれの長野市育ち。当時は町なかも自然豊かで、学校帰りに友だちと寄り道をしては路地や公園で遊んだりと、のんびり朗らかに育ちました。進学で都会にも出ましたが、離れてみて改めて長野の良さを実感し、親に言われるまでもなく自ら長野に帰ってきました。 以前から、工芸店を訪れるお客様に長野の美味しいものを聞かれていた夫は、信州そばとおやきの他にも、長野の旬の味を楽しめる店が必要だと考えていました。そこで彌生座では、素材本来の味を引き出す「蒸す」という調理法に着目し、信州の旬の食材の美味しさをそのまま楽しんでいただける「山のせいろ蒸し」を考案。木曽五木のひとつであるサワラ材を使った30㎝四方の大きな「せいろ」を特注し、松花堂弁当のように四季折々の野菜や信州牛、おこわや茶わん蒸しなどを彩り良く盛り込んで蒸し上げました。初めてご来店されたお客様は皆、蓋を開けた時に立ち上る湯気や、色鮮やかな野菜に歓声を上げられます。その笑顔やお声を聞くことが、私たちにとって至上の喜びです。地域の皆さまにご愛顧いただき、「門前茶寮 彌生座」は来年30周年を迎えます。これからも、長野の郷土料理や精進料理などを活かした創作郷土料理で、信州の食文化を伝えていきたいと思います。
   以前から、工芸店を訪れるお客様に長野の美味しいものを聞かれていた夫は、信州そばとおやきの他にも、長野の旬の味を楽しめる店が必要だと考えていました。そこで彌生座では、素材本来の味を引き出す「蒸す」という調理法に着目し、信州の旬の食材の美味しさをそのまま楽しんでいただける「山のせいろ蒸し」を考案。木曽五木のひとつであるサワラ材を使った30㎝四方の大きな「せいろ」を特注し、松花堂弁当のように四季折々の野菜や信州牛、おこわや茶わん蒸しなどを彩り良く盛り込んで蒸し上げました。初めてご来店されたお客様は皆、蓋を開けた時に立ち上る湯気や、色鮮やかな野菜に歓声を上げられます。その笑顔やお声を聞くことが、私たちにとって至上の喜びです。地域の皆さまにご愛顧いただき、「門前茶寮 彌生座」は来年30周年を迎えます。これからも、長野の郷土料理や精進料理などを活かした創作郷土料理で、信州の食文化を伝えていきたいと思います。 
 
(2024年8月号掲載)