歯を磨くことは
自分を大切にすること。
笑顔で日々を過ごすために
伝えたいことがあります。

伊東 材祐
Saiyu Ito
諏訪大社のお膝元である諏訪市の生まれ。母や叔母が看護師だったこともあり、身近だった医療の道へ進むことを決めました。歯学部を卒業後は、大学病院附属の特殊研究機関で最先端の歯科医療を学ぶことに。とにかくハードな毎日でしたが、今の自分を支える知識や技術、診療に対する考え方は、この頃に身に付いたように思います。
歯は、健康な日々を過ごすための「鍵」となる器官であり、 清潔に保つことがなにより重要です。しかし、口腔内に存在する虫歯菌や歯周病菌は時間の経過とともに増加し、特に歯周病菌は自覚症状なく進むことで、糖尿病や関節リウマチ、誤嚥性肺炎や脳梗塞、心筋梗塞、アルツハイマー型認知症などの原因になることも。また、うつ病や骨粗鬆症なども歯周病との関連が示唆されています。逆に言えば、プラークを除去して口腔ケアをしっかりと行うことで、これらのリスクを減らすことができるのです。(2025年8月号掲載)