歴史ある須賀川の竹細工を
後世につなげていくために
自分たちができることを
考えていきたい。

山口 賢治
Kenji Yamaguchi
生まれも育ちも山ノ内町。自然豊かな故郷でのびのびと育ちました。春夏秋冬、移り行く季節の中でさまざまな表情を見せる風景や、豊かな大地の恵み、暮らす人も優しく、山ノ内町は本当に素晴らしいところだと思っています。
北志賀高原に自生する根曲がり竹を使って作る須賀川の竹細工は、暮らしを支える生活用具として、300年以上前から作り続けられてきました。雪深い北志賀の冬の手仕事として定着していましたが、スキー場をはじめとする志賀高原のリゾート化や急激な時代の変化とともに、竹細工を編む人が減少。このままでは須賀川竹細工の技術、文化が途切れてしまうと一念発起した方が中心となって「須賀川竹細工振興会」を立ち上げ、須賀川の竹細工を継承する活動を始められたそうです。私が竹細工を始めるきっかけとなった「竹細工教室」もその活動のひとつ。コロナ禍で活動を中断したこともありましたが、今では毎年40名近い生徒さんが熱心に通う教室に成長しました。(2026年3月号掲載)