自然と歴史、そして
人の営みをつなぐトレイル。
実は戸隠に向かう道には信号がありません。これは戸隠が奥深い山村でありながら、古い時代から目的地であり続けたからだと思います。街道沿い(今では幹線道路)に発展した集落では、どうしても交差部に信号が必要となりますからね。山岳信仰によって形成された非常に稀有な土地が戸隠であり、そのエネルギーの強さを感じます。
そんな戸隠が、上信越高原国立公園から独立し、妙高戸隠連山国立公園に指定されたのは今から10年前、平成27(2015)年のことでした。戸隠で暮らす住人として、国立公園の魅力を伝えるために何かできないかと皆で考え、ロングトレイルを提案。協議会で承認され、約6年の歳月をかけて令和3(2021)年秋に、「あまとみトレイル」を開通することができました。
長野駅を起終点とし、善光寺、戸隠、黒姫山麓を経由して妙高笹ヶ峰へ。そこから苗名滝、いもり池、野尻湖を経由して斑尾山頂まで続く86㎞のトレイルは、斑尾山頂で「信越トレイル」 に接続し、合わせると196㎞ものロングトレイルを楽しむことができます。古道はもちろん、できるだけ既存の道を活かした「あまとみトレイル」で、地域の魅力をより深く知ってもらえれば嬉しいですね。移りゆく季節ごとの美しさを愛でながら、 新しい人との出会いや旬の味覚を堪能する。そんな多様な楽しみ方を「あまとみトレイル」で体験してほしいと思います。
いよいよ春本番を迎えるこれからの季節は、やはり古道エリアがおすすめです。中でも「神道」と呼ばれる、宝光社から中社へ向かう道を歩いてみてほしいですね。今、この神道に大山桜を植える活動をしており、道沿いに100本の桜を植えたところです。まだまだ小さい苗木たちですが、100年後にはこの神道が、全国有数の大山桜の名所として知られているかもしれません。遥か未来に思いを馳せながら、美しい戸隠を楽しんでください。
- 旬彩菓たむらを代表する菓子である「蕎麦朧」は、戸隠産の最上級そば粉、長野県産の上質な小麦粉、和三盆、カルピスバター等を用いた、たむらオリジナルの和菓子です。生地を仕込んで焼き上げるまで、一つひとつの工程を手作業で丁寧に仕上げるからこそ、ほろほろとした独特な食感と風味豊かな蕎麦の香りを感じていただけます。

蕎麦朧を味わう

- 小さいけれど、しっかりと風味を感じることができて美味しいですね。優しい甘さが体に染み込んでいくような気がします。軽いので、携帯にもよいですね。トレイルの際の休憩に、自然の中でのんびりと味わうのもいいかもしれません。