美味しさと健康と
農業支援による地域活性、
環境課題への貢献は両立する。

 7月22日(土)より始まった「信州須坂健康スムージーフェス2023」。美味しい果物や野菜の生産が盛んな須坂市で、その豊かな恵みをスムージーとして手軽に取り入れることで、みんなが元気になることを目指し開催しています。今回は市内17店舗が参加し、10月1日(日)まで、工夫を凝らした絶品スムージーを提供しています。
 また今回は、新たな視点として規格外品の果実や野菜を使用したスムージーの開発プロジェクトも進行。その様子をレポートします!

規格外品の新たな活用を
見い出すことで農家支援を。

 農業を営みながら、農産物の六次化に積極的に取り組んでいる㈱農業開発の阿部さんに、JAながのの島田さんが声を掛けたのは今から3年ほど前。JAながの須高営農センターがメインで取り扱うシャインマスカットに、規格外品が多く発生した年でした。当時はまだ、生果として販売できる「商品」と「それ以外」という区分けがほとんどで、基準に達しないものは安い価格で取引されてしまう状況でした。けれど規格外品といっても、房の形が悪いとか、カケがあるとか、熟度が進んでしまって流通に乗せられないなど、味には全く問題はないけれど商品にはならないものも多く含まれていたのです。阿部さんは、それらの規格外品を高値で買い取り、自社工場で、粒にすれば遜色ないものは冷凍し、糖度が足りないものは果汁に回すなど、規格外品の選別を行ったのです。これにより農家の収入は増え、JAながのは農家支援を実現。そこから桃やネクタリンなど取扱品目も増え、㈱農業開発は「冷凍フルーツ」という新たな商品で販路を拡大することになりました。

規格外品のスムージーで
美味しく地域課題解決に参加。

 今回、これらの規格外冷凍フルーツを使ったスムージーの開発・販売に手を挙げてくれたのが、須坂の新たな拠点「bota」さんです。1階にあるカフェメニューとして検討していただき、導入を決定。㈱農業開発との打ち合わせや試飲を重ね、フェスに合わせて2つのスムージーを開発しました。
 どちらも美味しく、栄養価の高いスムージーで、かつ農家支援による地域活性や、廃棄削減による環境課題への貢献にもつながります。須坂産の果物や野菜がたっぷり入って、砂糖などの甘味料は使っていません。育ちざかりのお子さんから高齢の方まで、どなたでも美味しく飲んでいただけます。カフェでの提供の他、冷凍スムージーキットも販売。ご自宅で簡単にスムージーを作ることができます。好みの材料を加えれば、自分だけのオリジナルスムージーにも。さあ、美味しく飲んで、体も地域も元気になるスムージーを、習慣にしてみませんか。