ナガノミライマルシェから
新たなつながりが生まれ、
そして次の「一歩」が生まれた。

 5月20日・21日、ながの東急百貨店正面玄関広場にて開催された、「第3回ナガノミライマルシェ」。このマルシェをきっかけに、新たな販路開拓や新商品の開発が始まっています。地域の企業が互いに協力することで生み出される、新たなストーリーをご紹介します。
マルシェの1週間後には
新たな取引が始まりました。
春原 いつ信濃毎日新聞創刊150周年おめでとうございます。また先日は、第3回ナガノミライマルシェへのご参加、ありがとうございました。実際にお客様と接してみて、いかがでしたか。
菊池 ありがとうございます。普段、直接お客様と接して販売することがあまりないので、マルシェは非常によい機会となりました。昆虫食はハードルが高いかなと思ったんですが、ながの東急百貨店前ということもあり、流行や環境問題に敏感な方も多かったですね。若い女性や海外からのお客様にも興味を持っていただけました。
岩崎 2日間とも晴天で、楽しく参加させていただきました。直接お客様の声を聞く機会が得られたのはもちろんのこと、マルシェに参加した他の事業者さんたちと情報や意見を交わすことができ、非常に勉強になりました。信毎が新たに取り組む「食品ロス削減アプリ『HELAS』」にも共感していただき、「Stellina pitta」さんと「R.F.E」さんには、登録もしていただきました。
菊池 これは本当に嬉しかったですね。R.F.Eさんは「昆虫みらいプロジェクト」にも興味を持ってくださり、結果として新たにお取引も始まったんです。
岩崎 ナガノミライマルシェが終わって1週間後には、もう商品を納品させていただきました。新たな販路として、本当にありがたく思っています。
春原 R.F.Eの元村さんは本当にフットワークが軽いんです。オーガニック系のセレクトショップとして、良い商品を瞬時に見分けて交渉されていく。私たちながの東急百貨店も負けてはいられません。ということで、さっそく東急のECサイトで取り扱わせていただく商品について詰めていきたいと思います。
菊池 嬉しいです。ありがとうございます。

ミックスナッツにカレー
新たな商品が続々生まれています。
菊池 先日のナガノミライマルシェでは、アマゾンカカオの伝道師として有名な太田哲雄シェフ開発のチョコレートやクッキーを販売させていただきましたが、実はあの後、新たな商品の販売も始まっているんです。
春原 それはすごい。どんな商品なんですか?
岩崎 ひとつは、長野市のワインとパンの店「粉門屋仔猫」さんと共同開発したミックスナッツです。「信州産蜂の子入りミックスナッツ(メープルジンジャー味)」と、「国産カイコ入りミックスナッツ(カレー味)」の2種類があり、6月14日に販売を開始しました。おやつやワインに合うおつまみとして、また信州ならではのお土産品として喜ばれています。
菊池 もうひとつは「信州ミライカレー ~鹿肉とカイコとトマト~」です。レトルトカレーなんですが、「信州産シカ肉認証」を受けた長野市ジビエ加工センターの新鮮な鹿肉と、長野県産トマト、長野市産シメジ、そこにカイコパウダーを加えてスパイシーなカレーに仕上げました。おいしくて、体に良くて、SDGs。信州の食材にこだわって作った、私たち地元新聞社ならではのカレーができたと思います。
春原 それはすごいですね。カレーやナッツは長野市内の食材を用いて市内製造しているので、ふるさと納税の返礼品としても取り扱えそうです。
菊池 ながの東急百貨店さんのECサイトと、長野市のふるさと納税のEC参加。どちらも新たな販路として非常にありがたいです。
春原 そう言っていただけると、こちらも嬉しいですね。一緒に長野から信州の郷土食である「昆虫食」を全国に発信していきましょう。
菊池・岩崎 ありがとうございます。よろしくお願いいたします。